お水をこぼしたある夜のこと

ある夜のこと。

三歳ガールが、なかなか寝ないのはお決まりのことだけれど、毎度毎度、かんべんしてくれという気持ちになる私。

絵本を読み、歯を磨いて、電気を消して、さあ寝ようという段になると「お母さんのところで寝たい。」とのたまい、隣の部屋へ行くもののたいてい10分もしないで戻ってくる。時々、そのまま寝てしまい、抱っこで運ぶ。

(我が家は、baby boyとその母、三歳ガールとその父に分かれて寝ている。)

その日もすでに23時を過ぎ、お決まりのパターンで「もどってきた~」と言われたのだが、めんどくさくなって「ひとりで寝てみれば?」などといって突き放し、私は歯を磨こうと洗面台へ行っている隙に、子ども用のテーブル(デスク?IKEAの赤いやつ。引き出し付きの。)とゴザに水をこぼしたむすめ。

「なーにをやってんのよー」としか言えない余裕のない私。

それ以上、何も言わず何もせず、立ちすくむ彼女の後ろのクッションに座り、私は歯を磨きはじめた。

するとどうだろう。

ちらちらっと困り顔でこっちを見ていた彼女は、幼児独特のかわいい足取りでスタスタとガーゼが干してあるタオルかけへゆき、もどってきて拭き始めた。びちゃびちゃするのが嫌だから、はじめは及び腰だったのだが、埒があかないと腹をくくったのか、ちゃんと拭きはじめた。椅子や小物をきちんとどかしてから拭いたりして。

でも、うまく拭けていない。ガーゼもびちゃびちゃだし。けど、一生懸命拭き続ける。

私はといえば、もう、それまでのうんざりした気持ちは消えてしまっている。

なんてかわいい我が子。

少し手伝ってあげるとパパが怒ってないのがわかった彼女は、「ズボンが濡れちゃった。」と半べそで訴えてきた。

うん、知ってた。

「ハッと気がつき」ガーゼでズボンをぬぐいつつ、床を拭いてるの見てたから。

服が濡れたりするのをすごく気にするタイプだから、その姿をみて、えらいなーと思っていたから。

後ろで見ていたパパの目には、「あぁ、ズボン濡れちゃった。。。」っていう落胆の吹き出しが見えたよ。

なんかもう、色々、ごめんって思ってぞうきんも出して一緒にごしごし拭いてあげた。

手伝ってくれると分かると「これガーゼ洗ってきて」と図々しく甘えるところが面白かった。

その行為が図々しいというのは、大人の価値観だけど。

おしまいに「自分で拭けてえらかったね。」と一言かけて、濡れたパジャマを着替えて、本来飲みたかったお茶を飲んで、就寝。

    ++++++++++++++++++++++++

むすめがチョキチョキされている間、tradeでみた雑誌のひとこま。

わざわざ飲みに下北沢まで行く感じじゃないけど、友達の家に遊びに行ってこんな感じで出てきたらた面白いよね的なエスプレッソミルク。

ホームページを見たけれど、なんだか何屋さんなんだかよくわからない感じ。あえてそうするのがお洒落というスタンスなのかしら。エスプレッソは、木曜日から月曜日の10:30から13:00の間っていうことは、これはメインは雑貨屋とかなのかな。