学校から帰宅した子供たちの服をすぐに脱がせ
シャワーを浴びさせる
6月にしては夏のような日が続き、汗だくだからちょうどよい。
今日などは雨が降り、昨日より10度ほど気温が低いからお湯をはっておいた風呂へ入らせる。
5時間で終わるボーイと入れ替わりに6時間授業を終えたガールが帰宅する。
ふと気がついたのだが、それぞれが、シャワーを浴びながらいつも鼻歌を歌っている。
お風呂から機嫌の良い子供の鼻歌が聞こえて来るのは、ひとつの幸せのあり方だ。
きっと子供たち自身も帰宅直後の入浴はよいリセットボタンになっているのだろう。
嫌なこともあったろう、つまらない時間も多かったかもしれない、けれど一人の空間で鼻歌を歌って体がサッパリするのは気持ち良かろう。
子供ができたら本当はこれがやりたかったんだと、大袈裟な表現にもなるが、共働き世帯が在宅ワーク期に噛み締めている細やかな喜びなのではないだろうか。
日常の小さなひと時を失っている感覚に追い込まれている日々を取り戻すかのように。